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輸入車に覚せい剤17キロ 所持容疑で県警と税関が組員ら3人を逮捕




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輸入車に覚せい剤17キロ 所持容疑で県警と税関が組員ら3人を逮捕

2014.12.02 03:00:00

県警が押収した覚せい剤=県警本部

 横浜港に陸揚げされた中古車から覚せい剤約17キロが見つかり、県警薬物銃器対策課と横浜税関などは1日までに、麻薬特例法違反(所持)の疑いで、指定暴力団住吉会系幹部で自称会社役員の男(49)=東京都三鷹市=ら男3人を逮捕した。末端価格は約12億円に上り、同課は国内で販売する目的で密輸されたとみて、密輸組織の関与など全容解明を進める。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも東京都足立区、自営業の男(39)と無職の男(29)の2容疑者。

 逮捕容疑は、共謀し、11月5日午後2時10分ごろ、自営業の男宅の駐車場で、「クリーン・コントロールド・デリバリー」(CCD)と呼ばれる捜査手法で覚せい剤と入れ替えられた代替物を、覚せい剤と認識して所持した、としている。同課によると、3人は「全く覚えがない」などと供述、いずれも容疑を否認している。

 同課によると、10月30日、米ロサンゼルスから横浜港に陸揚げされた中古車を税関職員がエックス線検査したところ、運転席と助手席の床下部分からポリ袋に小分けされた覚せい剤が見つかった。その後、同課はCCDで動きを監視していた。

 事件に関連し、同課は中古車を輸入した日本人の男(70)=横浜市鶴見区=と、厚木市内の中古車解体施設「ヤード」で入れ替えられた代替物を取り出したナイジェリア国籍の男3人の計4人を覚せい剤取締法違反(輸入)容疑などで逮捕している。

【神奈川新聞】

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